東京長高会メールマガジン 
このメルマガは、関東地区にお住まいの長野高校同窓の皆様に発信しております。
不定期ではありますが、今年は隔月に発信したいと思います。
 
 
目次   
  同窓からの投稿
   1  岩波春喜君を偲ぶ」  2回 郡山さん
  2 メタボでご同業の皆様へ」 19回 左治木さん
  
  5月31日 春の講演会についてのお知らせ
 
 
 
☆☆☆≪学年だより≫☆☆
毎号1つの学年から、交流の様子や同期の消息・活躍の様子などを寄せていただくことになりました。
この度は、2回生から学年代表幹事であった岩波春喜さん追悼の1編を寄せていただきました。
岩波さんは本年2月16日に急逝心筋梗塞で逝去され、3月6日に開かれた学年幹事会では出席された約30名の同窓で黙祷を捧げました。
(以上、連絡係 柳町明敏)
 
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  「岩波春喜君を偲ぶ」 高2回 郡山泰夫

 底冷えが続いた二月の中旬を過ぎた頃、

「おい、岩波が亡くなった」と電話の声は重く沈んでいた。

ボートで鍛えたあの頑健な奴さんが逝ってしまったって? 

 暫く茫然自失の状態だった。

 東武伊勢崎沿線の自宅近くで通夜と葬儀が行われた。

  その日の天気は「未だお前たちにおサラバしたくない!」と彼が絶叫しているように、

 日中は春一番が砂塵を巻き上げ、夕方からは一変して寒風が容赦なく体温を奪っていた。

人付き合いの良かった岩波は人一倍明るく、誰とも楽しく雰囲気を盛り上げる、

でも迎合はしない、そんな温かみのある男だった。

 青春時代から中原中也に心酔し、純粋な感性を内に秘め、他人には実直で温かい気配りを、

 でも対立も上手に捌くような男だった。

 酒が好きだった彼は、高校同期で新婚間もないドラマ作家のK宅に押し掛け、痛飲しながら

 文学や演劇を語り合っていたという。

 そうした文学好きな岩波も大学ではボートの名門同志社でエイトを漕ぐスポーツマン、

 琵琶湖畔の合宿で青春を燃焼させていた。

 スポーツがご縁となり、スポンサーから絶大な信頼を得た岩波が刻んだエピソードを紹介し、

 この追悼文を亡き友の霊前に捧げる。

 東京オリンピックの辺りから、民放もスポンサー獲得にしのぎを削っていた。

 中小企業だが岩波も東京のある広告代理店の営業マンとして活動していた。

全くの偶然だったが、私の勤める「N漁業」にコネがあり、当時水産界の上陸作戦と揶揄されながら、

食品事業の多角化戦略に関わった彼のサクセス物語である。

 スポンサーとの打ち合わせで会社を訪問し始めた頃、筋骨隆々とした彼の体躯が宣伝課の担当者の目にとまった。

当時、社会人ラグビーに属し、選手強化を図っていたラクビー部の主将は「お前は今後も広告取りに来るのなら

ラクビー部に入るのが条件だ」と強要したとか?

 その日の内にジャージと靴が用意され、翌日から早速の朝練習に参加したという。

 あの体格だから多分FWだろうが、でも社会人のリーグ戦や遠征にも参加し、多少戦力強化のお役に立ったのかもしれない。

 営業的にはラグビー人脈の活用と彼の誠実さが相乗し、生産、販売部門のお偉さん達の知遇も得たという。

 彼の努力はその後のN漁業との長期スポンサー契約の継続を可能にしていった。

 当時、別部門にいた私は彼が取引先の一人であったこと、いわんやラグビーに関わるなど全く知らず、

 後日お互いにその存在を確認してからの爆笑!爆笑!の乾杯は続いた。

 大手の電通、博報堂に伍して懸命に頑張り続けた岩波は、体力だけでなく、誠実な人柄でスポンサーの

 評価を得た実力に私は脱帽した。

 N漁業では彼と私の関わりを知った人達から、「ガンさんはどうしている?」と愛称で呼ばれる程の人気者になっていた。

 過日通夜の席で当時宣伝課の新入社員であったAさんが祭壇に立つ姿は、当時の岩波の活躍ぶりが

 あらためて偲ばれ、胸に熱いものがこみ上げてきた。(08328日) 

 
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「メタボでご同業の皆様へ」

 高校19回の左治木幹夫と申します、東京長高会で会計幹事をいたしております。

 勤務先がスポーツメーカーのアシックスというご縁で、先日行われた東京マラソン
 に出場でき、無事4時間54分で完走することができました。

 小学校の運動会のかけっこが大の苦手だった私が、走ってみようかなと思ったのは
 今から2年前の6月でした。
 2007年第1回東京マラソンの実施がきまって、フルマラソンと10キロの部と
 参加者の募集があったときでした。
 10キロくらいなら走れそうとエントリーしたのがきっかけでした。

 当時の私は身長171センチ、体重は82〜3キロ、食事をした満タンの状態では
 84キロオーバーでした。
 まずはカッコを決めないといけないとアシックスのランニングシューズ「ニュー
 ヨーク」を買って、知り合いに会わないようにと祈りつつ早朝のランニングを開始
 いたしました。
 最初はランニングといっても100メートルよたよた走るのがやっと、筋肉がつく
 までは歩くだけでしたが、夏がすぎ秋が深まるころには、4キロのコースを30分
 で走れるようになっていました。
 そして、いつのまにか体重が75キロを切るようになっていました。
 ウン、これはいい、励みになる、と冬の真っ暗な中の星明りの下の早朝ランニング
 にも精をだすことができました。

 昨年の東京マラソンの10キロは氷雨の降る最悪のコンディションの中、びしょぬ
 れになりながらスタートを待ち、一路ゴールの日比谷公園まで駆け抜けることがで
 きました。
 都心の大通りを駆け抜けるのは、意外な開放感があって病みつきになりました。

 それから1年、東京マラソンの季節がまた巡ってきました。
 ハーフマラソンに3回出場、会社の若い仲間とコースの下見練習会と一応のトレー
 ニングはこなしたつもりですが、気持ちがはやるのでしょうか、不安な気持ちが先
 立ちました。
 最後尾の列の日当たりのよいところで、秋田からでてきた76歳のおじいちゃんと
 日向ぼっこしながらスタートを待ちました。
 76歳とはいえ、国内のマラソン大会を総なめ、ホノルルマラソン、ニューヨーク
 マラソン、ゴールドコーストマラソンも走ったというランシャツランパンのおじい
 ちゃんはお先にと姿が見えなくなりました。

 初めてのフルマラソンは東京の早春の晴れた青空の下、都心から下町までの景色を
 満喫でき、大勢の沿道の観衆、ボランティアの支援、応援をいただき
 35キロまでそれなりなペースで、気持ちよく走ることができました。

 35キロからの1キロ、1キロが長く、遠く、歩く1歩手前のアップアップの状態
 が続きました。

 おとうさ〜ん かっこいいよ〜 沿道のご家族の声援に力が入ります。
 へろへろのお父さんも目線があがって、見られているうちは歩けません。
 そんなこんなでゴールの東京ビッグサイトに、ようやくたどりつくことができました。

 最近の若い女性のランニング習慣
 東京マラソンの出走者3万人のうち女性が三分の一、確実にふえています。
 その訳は「練習は裏切らない」。
 今までいく度かのダイエットを繰り返してきてはリバウンドした経験をもつメタボ
 なお姉さんが気が付いたのです。
 ランニング、これは最強のダイエット方法だということです。
 結果が見えると女は強い。

 なんとかダイエットより、岩盤浴より、確実に体の基礎代謝機能が上がって
 メタボなあなたがその看板を下ろすのも時間の問題です。
 さて、これをごらんのあなたはどうしますか。



 ☆★☆★☆講演会の案内☆★☆★☆

 東京長高会では、同窓の著名人による講演会を定期的に開催しております。
 来る5月31日(土曜日)には、春の講演会が催されます。
 内容は以下のとおりですので、ぜひお越しください。


  日時:2008年5月31日(土)14時〜 (受付開始:13時30分より)

  会場:虎ノ門パストラル 新館5階 ローレルの間

        (港区虎ノ門4-1-1 Tel:03-3432-7261 http://www.pastoral.or.jp/

  第1部:「”うつ”からの生還」 〜喜びも悲しみも幾年月〜14時〜14時50分
   演者:植田 啓 様 (33回卒、ひまわりレディースクリニック院長)

           (概要)植田様は信州大学医学部出身の婦人科医師で ”心のかぜ”

         といわれている”うつ”について、ご自身の経験を交えて

         お話しします。

  第2部:15時〜15時50分

  演者:篠原 孝 様(19回卒、衆議院議員、元農林水産政策研究所所長)
  演題:「日本の食糧問題」

     (概要)「地産地消」を最初に唱えた同氏はフードマイレージの提唱者

                の1人でもあります。地球規模からみた21世紀の食糧食料供給

                の在り方、その中での日本農業のありかたについて持論をお話し

                します。

 懇親会:16時〜18時  新館5階 オークの間

 会費: 7,000円(含む懇親会費、事務費)

 
 学年幹事からもこのご案内をしておりますが、ご参加希望者は以下先に直接いただくこともできます。
  (連絡先)

  東京長高会 連絡係 柳町明敏

  〒367-0031埼玉県本庄市北堀1470-4 

  電話番号:0495-23-2037 FAX:0495-71-4360

  e-mail: akitoshi.yanagimachi@ninus.ocn.ne.jp
 
 
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  皆様からの、寄稿をお待ちしております。
 
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