東京長高会は関東在住の長野高校出身者による交流会です。

当会は同窓の交流を促進するため年に3回の講演会を企画し、

隔月にメルマガを発信しています。

今後の配信を希望されない方は以下にご連絡いただければ幸いです。

  東京長高会 連絡係 柳町明敏

  e-mail: akitoshi.yanagimachi@ninus.ocn.ne.jp

この度は、

学年だより≫には高校11回の笠井要様から寄せていただきました。

≪学友だより≫には高校47回の中川美紀様から寄せていただきました。

≪幹事会だより≫には1213日に行われる「総会」(講演会・懇親会併設)のご案内を掲載しました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆≪学年だより≫☆☆☆☆☆☆☆☆
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毎号、学年の交流の様子や同期の消息・活躍の様子などを寄せていただいております。

この度は、11回の笠井要様が、ご同期の活動について寄稿いただきました。

我々長高11回卒のゴルフ仲間をトイチ会と称しております。

しかし、決して高利貸しグループではありません。十一回すなわちトウ・イチ・カイ、からトイチ会と名乗り、

年間数回集まりゴルフを楽しんでおります。
長野在住の人達が長野CCにてゴルフコンペを開催したのが始まりです。
暫らくして東京近郊の人達には一寸遠いので、長野と東京の中間でもやろうということになり、高崎駅に近い

サンコー72CCでもやることになりました。
そのうち夏場の暑い時期には涼しい高原に行ってプレイして温泉につかろうということになり、蓼科高原でも

やることになりました。
時期はほぼ定着してきて、長野地区は6月と10月、高崎地区は12月の忘年会の時期と4月の桜のお花見の時期、

蓼科地区は暑さもピークを過ぎ、又プレイ費も高額な避暑料金から通常料金に戻る9月初旬にやることになった。

まだ定着はしていないが時々埼玉地区でも開催しております。
最近は時間的には充分余裕がある人が増えたので、体力的にはきつくなってきたが、高崎と蓼科はそれぞれ一泊

して2日で2ラウンドすることにしています。
高崎の時には長野から来る人がおやきを買い出して来るので、事前宴会で飲みながら食べるので、本番の宴会時

には既に満腹感で料理は半分以上残る事が多い。
また12月にはゴルフをしない人も忘年会だけに参加する人もおります。
最初の内は久しぶりに再会して、彼は誰だっけという時期がありましたがそのうちほぼメンバーが固定してきて

そんな気まずさは全くなくなりました。

横浜から蓼科の別荘地に移り住んだ同級生が居り、広大な彼の自宅に招かれてそこでバーベキュウ大会を開いて

頂いたりしたが、個人にあまり迷惑を掛けては長続きしないということで、最近は近くの温泉宿で宴会をするよう

になりました。

残暑厳しい時期に涼しい蓼科高原でいつもよりは飛距離も出る楽しいゴルフを2日連荘でやることにしております。
今年からもう1つイベントが増えまして、温泉につかり雪見酒とスキーをしようということになり、スキー合宿を

発哺温泉でやるようになりました。
宿の女将が小中学校時代の同級生であったり、従兄弟であったりで、又別な再会を楽しんだ人達もおりました。
今年は第一回と言うこともあり半数以上は、スキーは数年ぶり、中には40数年ぶりという人もおり、スキー用具の

変わりように驚いておりました。

しかし同級生のスキー指導員の適切な指導もあり、始めはおぼつかない滑りであったが、
しばらく滑っているうちに、さすが昔取った杵柄ですね、華麗とまでは行かないまでも力強い確かな滑りをご披露

するに至りました。23日のスキー合宿は事故もなく無事終え、楽しかったね、毎年やろうと再会を誓って帰宅の途

につきました。
私事ですがこれらイベントに全て参加出来るように日程を合わせるようにしたり、また、地域や昔の職場仲間等の

そのほかの行事にも出来るだけ参加するようにしております。
そのため60才で現役を退いてからは、年間でゴルフは60ラウンドほど、スキーは35日ほど、ヨットに10日ほど等の

屋外スポーツに時間を費やしております。
何故そんなに動き続けられるのだと訝る人もいますが、それは小中学校、高校と遠距離通学により、足腰が鍛えら

れた基礎体力が財産になっていると思っております。

しかしだんだん人並みに体がいうことを聞かなくなって来ており、腰や膝を患うことも多くなり、今後は以前のような

無茶は利かなくなり、ペースを大幅には縮小せざるを

 

得なくなるであろうと思っております。
同輩の中にはまだまだ現役と遜色なく活躍されている方々が沢山いらっしゃいます。

それに引き換え私は年に23回モノ造りに付いて講演を頼まれることがありますが、かなりの時間を上記のように屋外

スポーツに費やしており、これでいいのかと内心は忸怩たる思いはありますが、糖尿病の進行を遅らせる為にも出来る

だけ体を動かして血糖値を下げるためにも、これを鞭打ち、これを鞭打ち、「倒れて後に止む」をモットーに今後も

せめて世の中の迷惑にならないようにとは考えて行動を続けて行こうと思っております。

 



**********≪学友だより≫**********

このコラムでは、同窓から記事を寄せていただいております。

 

 この度の中川美紀様は高校47回の卒のビジネスアナリストで

2000年、東京学芸大学教育学部を卒業後、波頭亮氏を代表とする

戦略系経営コンサルティング会社XEED入社。アナリストとして

様々な社会事象の分析に従事。

近年は、企業の人材育成やキャリアカウンセリング、及び組織活

性化支援など人事系の分野でも活躍。

大学生・転職希望者に対する適職実現の講演やセミナーでも好評を

博しています。

著書「女性職の時代」(角川ONEテーマ新書)

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「女性職の時代」 47回生 中川美紀

近年、女性の意識とライフスタイルは著しく変化しました。例えば、身近なところで

いうと我が長野高校でも、年々女子生徒は増えているとのこと。今や全体の四割強が

女子生徒だそうですし、女性の進学率も格段に上がっていると聞きます。

キャリアに関しても同様です。現在、日本における女性の就業者数は2000万人を超え、

いまや女性が社会に出て働くことはごく普通のこととなりました。私自身、仕事柄多く

の職業人にお会いするのですが、その中で女性に遭遇する機会が増えたことを実感して

います。こうした女性の社会進出は時代の趨勢であり、大変良い流れだと感じています。

◆女性の男性化

ところで、近年のキャリアを望む女性にはある特徴があるように思います。それは、

かつては男性の仕事の象徴とされてきたハードな職種で活躍することに憧れを抱く

キャリア志向の女性達が急増していることです。象徴的には経営者や管理職。今多くの

女性が男性と同じスキルを身につけ、男性顔負けのパワーでフル回転して、キャリアに

おけるポジションを獲得しようと懸命になっています。

これは女性の男性化とも言うべき、今日の典型的な意識変化の表れなのでしょう。さらに

「女性の時代の到来」と言わんばかりに、こうした動きを後押しする論調も活発化してきています。

確かに女性には専業主婦になるか、働いたとしても単純事務作業に従事するしか選択肢がなかった

時代からすれば大きな進歩です。こうした女性達は頼もしい存在でもあります。

しかし、です。

私は今日のキャリア女性が目標とする華々しい男勝り型キャリアモデルは、大多数の女性が

目指すのには適していないと考えます。何故なら、実際こうしたキャリアで活躍できる女性達は、

能力的にも環境的にもほんの一握りだからです。更に言うと、今日の「いけいけどんどん」的な

女性のキャリアを巡る高揚感とは裏腹に、別のところでは厳しい現実が存在しているのです。

◆女性のキャリアの実態

私は、数年前から仕事の一環でセミナーや面接、インタビューを通して多くの女子学生や働く

若い女性達に会って就職支援をしています。そこで遭遇するのは、仕事で自己実現を果たしたいと

思っていながらも、入社して数年でキャリアの壁にぶつかり結局チャレンジを諦めてしまう女性、

乗り越えようとしても頑張り方が分からずに悩む女性、新しい活躍の場を求めて転職を繰り返す

女性達がほとんどです。そこには、圧倒的多数の女性達が活躍できずにいるという厳しい現実が

ありました。

また仕事上、リアルな企業情報に触れます。今日、多くの企業が労働力を確保しようと女性の

積極採用・有効活用を掲げてはいます。しかし、実際に女性に用意されている仕事の中身は

というと、男性と同じ体力や業務スタイルを要求される明らかに女性に不利な条件での職種か、

昔ながらの単純作業型の業務が大半です。また、女性向けのキャリアパスや女性の適性に配慮した

職種が十分に整備できていないどころか、CSR向けに建前として行っている企業さえ珍しくありません。

こうした現実のビジネスの世界での実態から考えると、今日の女性のキャリアを巡る論調は、

明らかに現実の姿を捉えられていないと言わざるを得ません。「女性の活躍」が盛んに喧伝されて

いるものの、実はキャリアで成功しているのは一部の女性に過ぎないこと。イキイキと活躍できて

いるごく僅かの女性と全くそうではない大多数の女性達の二極化が進展している、これが今日の

女性の就職と就業の現実の姿だといえるでしょう。

◆女性が活躍できる第三の道

こうした背景には、働く女性達自身と企業の双方に根深い問題があります。

まず、女性自身に仕事に対する甘い考えがあることは否めません。また企業も依然として、

形式的な平等主義を押しつけながら、また一方で女性に対する偏見からコモディティとして扱う

姿勢を変えようとしません。その結果、圧倒的多数の女性達が幸せなキャリアを掴めず、企業も

やる気と能力のある女性を十分活用・育成できていない、といった女性・企業の不幸なスパイラル

によって引き起こされている構造的な問題がずっと続いているといってよいでしょう。

では、この問題を解決するにはどうしたらよいでしょうか。

私はその現実的な一つの解として、女性は徹底的に女性性を活かして働くことだと考えています。

男女の間に能力特性の差異は確実にある、というのが私の持論です。男性の方がより向いている

仕事もあれば、女性の方がより適している職業もあります。男性にはない女性特有の優れた特性を

活かせる仕事ならば、男性よりも女性の方が生産性を上げられるのは間違いないことでしょう。

現在の就労事情のもとでキャリアを築けていない多数の女性達にとっては、形式的な男女平等に

拘るよりも女性の能力をより活かせる仕事に就いてそこで頑張る方が合理的なのは当然のことだと

思います。

では、女性の強みとは何でしょう。

それは一言で言うと、心理や感情をベースに思考する「ソフトインテリジェンス」だと思います。

より具体的に言うならば、細やかな気遣いや高度なコミュニケーション力を駆使して共感関係を

構築する能力といえるでしょう。そしてソフトインテリジェンスを活かして活躍できる仕事こそ、

多くの女性に向いた「女性職」と言って良いのではないかと思います。例えば、小学校の教師や

看護師、秘書、広報、人事などはその典型でしょう。

先日上梓した拙著はタイトルをそのまま「女性職の時代」としたのですが、私は「女性職」こそが

、実は社会において女性がナチュラルな姿勢で生産的な関わりをする上で最も合理的な職業だと

思います。現在キャリアを得られないでいる多数の女性達が、仕事においてやりがいと誇りをもって

自己実現を果たし、更に企業にも社会にも貢献できる最も現実的な解答だと考えています。

そして、女性職で精一杯頑張ろうという意欲と能力を持った女性達が増えれば、経済合理性で動く

企業はそれに合わせて変化し、そういう女性に活躍してもらおうと「女性職型」キャリアパスを整える

はずです。今後こうした状況が実現できれば、女性にとっても企業にとっても不幸なスパイラルを

断つことができるのではと私は考えています。

◆女性職の魅力

そして、私は個人的に女性が女性として生まれた以上、女性らしく自然体で生きることができるのは

とても素敵で幸せなことだと思います。「女性職」は、女性が職業人として活躍するために合理的

であるだけではなく、自然体の女性らしさを失わずに、女性であることに誇りと自信を持って実のある

仕事をこなせるという、魅力的なワーキングスタイルでもあります。その意味においても、まさに

「女性職」は、女性のキャリアの理想的な成功モデルとして認められるべきだと思いますし、ゆくゆくは

多くのキャリア女性が目指す仕事の形として社会に根づいてほしいと願わずにはいられません。

先日、長野高校の小山校長先生から、男子生徒に比べて女子生徒は元気がよく、多方面で活躍する

優秀で意識の高い子が多いとのお話を伺いました。ボランティア活動に勤しんだり、県や地元企業が

主催するイベントに自発的に参加し、そこでリーダーシップを発揮するのは圧倒的に女子生徒だと

いうことです。

学問の道を究めることとは別に、他人や社会と対峙し積極的に関わろう、貢献しようという意識は

女子生徒の方が高いというこのお話は、私の実感と一致するところでもあり、とても印象的でした。

まさに女性が「ソフトインテリジェンス」に優れている一つの証だと感じた次第です。

どの世界においても、女性が女性特有の強みを活かし、即ちひたすら女性らしさを追求して

突き進むことは、現実のパワーを持ち得ることができると私は信じています。

★★★★★★★★≪秋の講演会を聞いて≫★★★★★★★★

912日に虎ノ門パストラルで開かれた「」を北原俊彦様

33回卒、所沢市在住)から寄せていただきました。

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「お天気キャスターよもやま話」講演者:倉嶋厚氏

一発大波 講演で初めて耳にした言葉だった。Freak Waveの和訳らしいが、

偶然位相があった時に突如出現する大きな波のことで、海に起こるこの自然現象にたとえて、

いつ人生に起こるかわからぬ大きな逆境をいかに乗り越えるかを教えていただいた。

登壇し黙って一杯のを飲むところから始まった講演は、海のない所に育った我々

信州人に話したかったであろう、気象の本質であるがテーマだった。

人生70点落第点さえとらなければ良いと諭して下さった裏には、大都会の荒波に

溺れぬように、いい意味で一発大波Big Waveにうまく乗ってほしい、

というメッセージが聞こえてきた気がした。

「新型インフルエンザ -社会が求められる対策」

講演者:佐藤武幸氏

日本国内で死者15万人!ここ数年、冬になると深刻な話題になるインフルエンザ。

新型インフルエンザの流行推定でこんな数字があるそうだ。社会全体が

この危機管理体制を考える必要性があること、日頃小さな口の中の細菌と

かかわっているだけの自分も社会に目を向けないといけないことに改めて気づかされた。


※※※※※※※≪幹事会だより≫※※※※※※※※※

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総会(講演会・懇親会併設)ご案内」

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高校34回が担当で、2008年総会が下記の要領で開催されます。

日時:20081213日(受付1330分から

会場:虎ノ門パストラル

(港区虎ノ門4-1-1 Tel:03-3432-7261 

 HP: http://www.pastoral.or.jp/

講演会  新館4階 プリムローズの間  

1部 14:0014:50 講演者:松本 仁一様(13回)

同氏は1968年東京大学法学部卒業後、朝日新聞社に入社。編集委員を歴任した後、

2007年に退職。以後もフリーのジャーナリストとして活動中。アフリカとの係わりは

1980年に最初に取材に訪れて以来続いている。ボーン・上田国際記者賞、

日本記者クラブ賞、日本エッセイストクラブ賞等受賞

著書には「アフリカを食べる」 (朝日文庫)、「カラシニコフ」、「カラシニコフII」(以上朝日新聞社)

2部 15:0015:50 講演者:田中 秀征様(11回)

同氏は東京大学文学部北海道大学法学部を卒業後、旧長野1区から1983年の

37回衆議院議員総選挙で初当選。1993新党さきがけ結成、代表代行、

首相特別補佐に就き細川首相を支えた。1996年、第一次橋本龍太郎内閣に経済企画庁長官で入閣。

現在は大学教授、「田中秀征の民権塾」塾長。著書「判断力と決断力」「日本リベラルと石橋湛山」など多数

総会・懇親会:16:0018:00 本館1F 葵の間

会費: 10,000(含む講演会費、懇親会費、事務費)

昨年と同様、土曜日の午後から講演会の後に、総会・懇親会を開催します。

ご存じの同窓をお誘いいただき、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

ご参加の場合は、各学年の担当幹事か、以下先にご連絡ください。

東京長高会連絡係 柳町明敏

   e-mail:akitoshi.yanagimachi@ninus.ocn.ne.jp

東京長高会ホームページ 

e-mail:info@tokyo-choukou.com

*******************≪編集後記≫********************

10月、111月号は、いささか長くなりましたが、熱意のこもった寄稿に敬意を表し

ご容赦願えれば幸いです。

8月号は42回の若いジャーナリストの三神万里子氏、今回はさらに若い47回の

中川美紀氏からお忙しいにもかかわらずご寄稿いただきました。

一方、≪学年だより≫にご寄稿いただいた笠井要氏は11回で、

現役を退いてから年100回以上も野外スポーツを楽しんでおられるとのことうらやましい限りです。

笠井氏と中川氏とは年齢も親子以上の差があり、社会とのかかわりも全く異なって

いるにもかかわらず、通して読んでも違和感がないのはなぜでしょうか?

自己実現の姿勢と周りとの係わり方が共通しているように思えますが、

総会での話題には恰好なテーマとなりました。

総会でお会いできることを楽しみにお待ちしております。

20811月1日

編集長:小池俊介

編集委員:左治木幹夫、榎本功子、柳町明敏





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