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     ★★★★★ 東京長高会メールマガジン2012/10 ★★★★☆
  東京長高会は関東在住の長野高校出身者による交流の場です。同窓生
  の交流・親睦のため定期的に講演会を企画し、メルマガを配信しています。
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【1】 秋の講演会・懇親会開催の御報告 
【2】 講演を聞いて 竹内 泉 様(高校18回)
【3】 講演を聞いて 越田 郷 様(高校33回)
【4】 総会・講演会開催のご案内
【5】 メルマガに御寄稿のお願い 
【6】 後記

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【1】 「秋の講演会・懇親会」開催の御報告
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以下のとおり行われました。

参加者 95人  

    日 時:2012年9月7日(金)18時〜 (受付開始:17時30分より)
    会 場:コートヤード・マリオット 銀座東武ホテル 
    (中央区銀座6-14-10 Tel: 03-3546-0111  HP: http://www.tobuhotel.co.jp/ginza/)

    講演会: 2階 桜Bの間

講  演:18時〜19時
    <演者> 越 光男 氏 (高校18回)  東京大学工学系研究科特任教授
    「花火とロケット・自動車・半導体」 
    同氏のご専門は、化学反応論、燃焼化学、高エネルギー物質化学で、現在はJAXA
    (宇宙航空研究開発機構)との共同研究でロケットエンジンの研究をされています。
    火薬学会理事としてもご活躍され、火薬・爆薬等エネルギー物質分野の研究もされ
    ています。

話題提供:19時〜19時30分
    <演者> 浦郷 由季 氏 (高校33回) 生活協同組合 コープかながわ 理事

    *春の講演会で予定していましたが、事情により今回に延期となりました
     「ともにつながろう!協同の底力 東日本大震災復興支援〜生協のとりくみ〜」
    昨年3月に発生した東日本大震災。発生直後から、被災地生協および全国の生協では
    被災地支援・復興のために数多くの活動を行ってきました。生活のための物資の支援、
    たくさんのものを失った人たちへの心の支援など、生協のさまざまな取り組みを報告
    いたします。また2012年は国連が定めた国際協同組合年です。これを機に、協同組合
    へのご理解を深めていただければと思います。

懇親会: 2階 桜Aの間 19時30分〜21時
会 費: 7,000円(含む懇親会費、事務費)                  


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【2】  講演を聞いて         竹内 泉(高校18回) 
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秋の講演会 
「花火とロケット・自動車・半導体」
           越 光男 氏(高校18回)の講演を聞いて  

 9月7日、東京長高会の秋の講演会が開催されました。今回は同期の越東京大学特任
教授のご講演がありましたので、18回幹事の宮澤さんからも、たくさんの参加を期待
するメールがたびたび発信されていました。

 私たちの年代はいわゆる団塊の世代で、今年65歳です。いよいよ老齢年金を受給す
る年になりました。年金の負担が増えることで、なんとなく若い世代に対して申し訳
ないという気持ちがしている昨今ですが、それぞれが現役時代に国の発展に大いに貢
献してきたとの思いもあります。そのような実績を上げたお一人としての越教授の話
を楽しみに参加しました。

 さて、越さんは燃焼の権威ということが今回判明したわけですが、昨年も大きな話
題になったハヤブサにもかかわっておられ、最近の日本のロケットの性能向上に大き
な貢献をされてきました。講演時間の制約もあり、全ての業績を網羅しての話は無理
でしたが、最初に身近な花火の話から入って、最後はロケットエンジンの燃焼現象の
シミュレーション技術の話で結びました。

 各地の花火大会の審査員をされている経験から、打ち上げ花火の評価ポイントにつ
いて説明され、丸い大輪の花火であること、一斉に消えることなど、そして現在では
音楽とのコラボレーションも重要な要素であることも知りました。最近の花火ではパ
ステルカラーも出せるようになってきているのですが、どのような火薬の配合でその
様な色がでるのかは科学的によくわからないなど、花火師の技術の奥深さを知りまし
た。 

 面白かったのは、線香花火の話、だれでも実際にやったことがあるものですが、実
はこの現象が科学的にうまく説明できていないこと。科学は万能ではなく、身近なと
ころにも研究課題が残っているようです。

 昨今の効率と成果を重んずる風潮の中で、すぐに役に立つか分からない研究には予
算が付かないそうです。科学技術の塊である原発の無残な事故で、技術工学の世界に
関わってきた身には反省があります。

 世の中を、文化とゆとりを持った成熟した社会にするには、線香花火のような何に
役立つのかわからない研究も許容できる社会であって欲しいものと感じました。

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【3】  講演を聞いて          越田 郷(高33回)
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秋の講演会 
「ともにつながろう!協同の底力・・・東日本大震災 〜生協のとりくみ〜」
浦郷由季さん(高33回)の講演を聞いて

 もう、あの大震災から1年半の月日がたちました。

 原発の問題もあり、忘れられない、そして忘れてはならない大惨事でした。それ
でも当事者でなければ、あの時の言葉では表せない被害の大きさや悲しみ、叫び、
涙の記憶は薄れてきています。

 今回の講演において浦郷由季さんは、自ら活動する生協の取り組みにからめて、
もう一度私の胸にあの大震災の記憶を呼び起こしてくれました。大震災の直後に、
いち早く現地や全国の生協で協力し合い、支援物資をお届けし、組合員の安否確認
に奔走していたという報告がありました。生協ならではのネットワークを最大限に
活かし、迅速に対応出来るフットワークを持つ強みが役にたったのです。

 川崎や横浜に避難してきた方々のために生活に必要な商品を届けたり、子供たち
に届ける本をユニセフの人たちが集めていると言えばその整理のお手伝いにかけつ
けたり、募金活動のためのイベントやサロンを企画したり、コープの活動はずっと
続きました。浦郷さんが、自分たちにできることを探して精力的に動いていたこと
が思い出されます。

 コープといえば、商品の宅配だけのイメージしかない人も多いのでしょうが、生
活協同組合の役割はそれだけではありません。今回の講演を聞いて、私も生協のこ
とを見なおしました。今年は国際協同組合年だそうです。これからのコープかなが
わに、そして全国の生活協同組合に期待したいと思います。

 長野高校を卒業して20年ほど経ったある日、送られてきた同期生の名簿。

 近所に誰か住んでいないだろうかとページをめくっていると、そこにはなんと私
と同じ住所の女性がひとり。それが浦郷さんでした。同じマンションに住み、共に
小学生の子供を持ち、普通にあいさつも交わし、生協の購買仲間でもあった彼女が!
同じクラスになったことはありませんでしたが、記憶をたどれば確かにそうです。

 その時から親しくおつきあいさせて頂いて現在にいたります。生協の活動も一緒
に楽しく励んできました。

 生協の組合員理事という役職に就いて、ますます輝きを増していく彼女を少し羨
ましく思いながら応援しています。
           

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【4】  総会・講演会開催のご案内
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拝啓 秋冷の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、下記の通り本年の総会を開催いたします。お知り合いのご同窓もお誘い合わせ
の上、多数のご参加をお待ちしております。
                            敬具
2012年10月 
                        東京長高会会長 田中信義



日 時:2012年12月8日(土)14時〜 (受付開始:13時30分より)
会 場:コートヤード・マリオット 銀座東武ホテル 
(中央区銀座6-14-10 Tel: 03-3546-0111  HP: http://www.tobuhotel.co.jp/ginza/)

講演会: 3階 龍田の間 14:00〜16:00

【講  演】

<演者> 武者 陵司 氏(高校20回) 株式会社武者リサーチ代表

「グローバル経済と日本株式の展望」

 まず世界経済金融情勢をどう見るか、リーマンショック以降、世界経済は転換点
に立つと見られるがどこからどこへ、向かっているのだろうか。歴史、事実、理論
から全体像を鳥瞰し、次いで日本経済と投資チャンスを考えてみます。
 「失われた20年」、世界経済危機という二つの歴史的困難に直面し日本に悲観論が
蔓延しています。その悲観は間違いであることを、歴史、事実、理論に基づいて説
明します。

【講  演】

<演者> 小林 二郎 氏(高校10回)元フィージー等大使、元バングラデシュ大使

「外国勤務で学んだこと;がんばろう日本」

 40年近かった外務省勤務で、半分以上の20数年間は在外公館(大使館、総領
事館)勤務でした。中国、南太平洋、南アジアの国が主でした。在外公館の主要任
務は任国との良好関係維持と邦人保護ですが、在任中は主要任務以外にもその国の
ことをいろいろと学び、日本についても考える良い機会でもありました。南太平洋・
南アジアの国には親日国が多く、これらの国で学んだことの一端をお話させていた
だきます。

総会・懇親会:3階 龍田の間 16:15〜18:00

会 費: 10,000円(含む懇親会費、事務費) 


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【5】 メルマガに御寄稿のお願い
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各期の集い、望郷記、仕事、趣味等の御寄稿をお待ちしています。

                    東京長高会連絡係
                      E-mail: info@tokyo-choukou.com
 

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【6】 後記
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 最近の調査によると、青年層より中高年層のほうが運動習慣があるそうだ。確かに
自分のまわりの同年代の人に運動をしている人が多い。体力の維持、ストレスの解消、
その目的はいろいろだ。
 僕も最近時間を作ってジョギングするようにしている。ノーベル賞を受賞した山中
教授が同じ歳と知り、またマラソンをすると知り、それから走る機会が増えた。そん
な自分を家族は不思議がっている。同時受賞したガードン博士がその論文を書いたの
が50年前の1962年。ワトソンらがDNAの二重らせん構造の発見でノーベル賞
を受賞しのも1962年。
 日本中の50歳の元気度が増したと思う。
 先日、飯縄山に登った。小学5年の高原学校以来2度目だった。
 頂上から長野市内を眺めながら、"細胞の初期化"に思いをめぐらした。 

  
 12月8日の総会・講演会に皆様の御参加をお待ちしています。
                                北原

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 □ 発行人 田中信義 東京長高会会長
 □ 編集人 近藤英一 榎本功子 植田 啓 北村秀史 
       中澤公孝 篠原 徹 小林 淳 北原俊彦 (東京長高会幹事)
 □ お問合せ 東京長高会連絡係 E-mail: info@tokyo-choukou.com
 □ 配信停止・登録変更は、東京長高会連絡係までご連絡下さい。
 □ 東京長高会HP : http://www.tokyo-choukou.com/
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