先輩 栗林忠道さんについて


先日の総会で一部の参加者の間で硫黄島総指揮官だった同窓の栗林忠道中将のことが話題になっていました。松代の生まれで長野中学を卒業後、陸軍士官学校、陸軍大学校を出たエリートでした。いま話題の映画、
「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」のモデルになっています。また原作となった 「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」第37回大宅荘一ノンフィクション賞受賞作)に人物像が詳細に描かれています。

かく言う私も栗林中将が長野高校の大先輩であることを始めて知ったわけで、さっそく「散るぞ悲しき」を読みました。著者の梯久美子さんは世辞の「国の為重きつとめを果し得で、矢弾尽き果て散るぞ悲しき」の末尾「悲しき」が軍によって「口惜し」に改変され発表されていたことに気づき、死んでいく兵士たちを「悲しき」とうたった戦場の日々と栗林の人間像を掘り下げています。栗林はアメリカに留学した経験からアメリカの国力を熟知しており、対米開戦には反対の立場だったこと、また、総攻撃を受けるなかで、最後の戦陣電報で陸海軍の対立について意見具申するなど自らの名誉よりも合理的な判断力を優先した人物像を紹介しています。(矢島)


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