長野高校『東京長高会』

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　★★★★★ 東京長高会メールマガジン2010 / 6月号 ★★★★☆

東京長高会は関東在住の長野高校出身者による交流の場です。同窓生

の交流・親睦のため定期的に講演会を企画し、メルマガを配信しています。

　　【春の講演会が行われました】

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　　今年の梅雨は日本も世界も熱い日が続きます。

　　先日、春の講演会が行われました。新体制になって初めての講演会で

　したが、お忙しい中109名の会員の皆様の参加をいただき、無事開催で

　きました。役員、幹事一同、やっとバトンを引き継げた安堵感を得ました。

　至らない点もあったと思いますが、今後とも会の運営のため御協力をよろ

　しくお願い致します。

　東京長高会は同窓生の交流・親睦のため定期的に講演会を企画し開

催しています。中澤公孝様（高校33回）が"春の講演会に参加して"
　を、

また、当日話題提供をいただきました今年90周年を迎えるガールスカウト

日本連盟会長　和田照子様　（高校40回）が”ガールスカウトって何？”

を寄稿して下さいました。

                                                        　　　　　   　  北原

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　　　　　Index

　【１】春の講演会の御報告

　【２】春の講演会に参加して　　中澤公孝様　（高校33回）　

　【３】ガールスカウトって何？

社団法人ガールスカウト日本連盟

　　　　　　　　　　　会長　和田照子様　（高校40回）

　【４】今年の総会・講演会・懇親会・学年幹事会　予定

　【５】メルマガ原稿御投稿のお願い

　【６】後記

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　【１】春の講演会の御報告　

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　東京長高会　2010年「春の講演会・懇親会」が以下のとおり行われまし

た。　多くの会員の参加をいただきありがとうございました。

参加者　109名

　日　時：2010年5月28日（金）18時～

　会　場：コートヤード・マリオット　銀座東武ホテル　

　(中央区銀座6-14-10　Tel:03-3546-0111

        　http://www.tobuhotel.co.jp/ginza/ ）

　

　講演会：２階　桜Ｂの間

■ 講　　演：18時～18時50分

　　<演者> 轟　朝幸　様（35回）　日本大学理工学部社会交通工学科教授

　「交通・都市・環境　～エコロジー・地域活性化のための交通まちづくり～」

　

■ 話題提供：19時～19時30分

　　<演者> 和田照子　様（40回）　（社）ガールスカウト日本連盟会長

　　　　　「ガールスカウトの目指すもの　～その歴史と未来～」

　

懇親会：２階　桜Ａの間　19時30分～21時

　

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　　【２】春の講演会に参加して　　　中澤公孝（高校33回）

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　　春の講演会が5月28日銀座東武ホテルにて行われた。今回の講演者

　は日本大学理工学部社会交通工学科の轟　朝幸教授（高校35回）とガ

　ールスカウト日本連盟会長和田照子氏（高校40回）の2名であった。今回

　は平日の開催にもかかわらず109名の参加があり、会場はほぼ満席状態

　であった。　　

　最初の講演者、轟氏は日本で唯一の交通工学科で教育と研究に従

事するこの分野における日本の第一人者である。今回の講演では、鳩

山内閣になって示されたわが国の目指すべき方向、低炭素社会、地域

活性化、高齢化社会への対応、の3つの方針に即して公共交通機関の

果たす役割について分かりやすく説明していただいた。CO₂の排出効

率（1人が１ｋｍ移動するときの排出量）が悪いマイカーによる移動を減

らし、公共交通機関を利用することで、環境に優しい低炭素社会の実

現に貢献でき、駐車場に支配される無駄なスペースを無くし、公共移動

手段を使って街を歩く人を増やせば地域活性につながる。高齢者のマ

イカー使用を少なくして、歩く距離を増やせば健康にも良い。これらは

いずれも納得できる、分かりやすい理屈であった。交通を操作して街を

活性化した例として、ドイツのフライブルグがトランジットモールを成功さ

せた例や、身近なところでも川越の巡回バスの例などが示され、日本で

もこのような取り組みが今後増えることが期待できると感じられた。長野

出身の我々にとっては、悪い例としての善光寺真裏の駐車場の配置は、

確かにもったいないことが理解しやすく、またよい例としてのディズニー

リゾートのデザインには感心させられた。

　一方で、あの車社会の象徴であるアメリカでも車依存社会から脱却しよ

うとの動きがあるとのことであったが、自動車産業にたよる日本が公共交

通機関重視の方向に国として舵取りを行っていくことが本当に可能なの

か、それを実現するためには克服しなければならない多くの障壁が存

在するのであろう、と感じた。今後の轟先生らの啓蒙的活動に期待した

い。

　和田照子氏の講演は、「ガールスカウトの目指すもの　－その歴史と

未来－」というタイトルで自身が会長を務めるガールスカウトについての

紹介であった。ガールスカウトについて、一般にはその存在自体は知って

いても、内容についてはほとんど知らない人が多いのではないだろうか。

私自身も、全くと言っていいほど、ガールスカウトの歴史や活動内容につ

いて知らなかったことが和田氏の講演を聞いてよくわかった。何より、全

国で44000人もの会員がいるということに驚かされたし、ボーイスカウトと

その創始者は同一人物であること、イギリスが発祥地であること、社会教

育団体であること等々、今回知ったことを挙げればきりがない。

　また、2010年は日本のガールスカウト運動の90周年にあたるということで、

その年にガールスカウト日本連盟の会長に講演してもらえたことは我々

にとっても記憶にとどまる印象深いものとなった。ガールスカウト活動は

「自ら考え行動できる女性の育成を目指して」、①自己開発、②人との

交わり、③自然とともに、を3つのポイントとして取り組まれている。近年

では、特に「自己肯定感を促進する」ことに力を入れているという。筆者

も大学生教育に係る者として、近年、「心の病気」にかかる学生の数が

確実に増えているとの実感を持っている。「自己肯定感を促進する」と

いうことに力を入れているという近年のガールスカウトの取り組みには納

得できるものがあった。

　和田氏は若くしてこのような大きな社会教育団体の会長職を務められて

いる。そのリーダーシップに大きな期待が寄せられてのことであろう。ガ

ールスカウト日本連盟の今後のますますの発展に期待したい。

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　【３】　　ガールスカウトって何？

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社団法人ガールスカウト日本連盟会長　和田照子（高校40回）

　「ガールスカウト」について、名前は聞いたことがあるけど、どういうものか

よくわからない、という方が多いと思います。

　ガールスカウトは、就学前1年（幼稚園の年長レベル）から高校卒業（18歳

）までの少女・若い女性を対象に、彼女たちが「自分自身と他の人々の幸

福と平和のために、責任ある市民として自ら考え行動できる」ように育成す

ることを目標にボランティアが中心となって活動を推進している社会教育

団体です。

　今からちょうど100年前のイギリスで始まり、日本では、今年ちょうど90周年

を迎える歴史ある運動です。全世界では145の国と地域で約1000万人の

会員を抱えており、日本では約4万5000人が全国47都道府県すべてにお

いて、主に「団」と呼ばれるグループ単位で活動を推進しています。一部に

は特定の宗教と関係があるとの誤解があるようですが、日本国内には特定

の宗教とかかわりを持たずに活動を行っている団が大半ですし、お寺や神

社、キリスト教などの教会を活動拠点としてそれらの支援を得ながら活動を

しているところもあります。また、世界的に見てもキリスト教、イスラム教、ヒン

ズー教などあらゆる宗教を持つ人たちがその違いを超えて、ガールスカウト

活動に取り組んでいます。

　ガールスカウト教育の特色は、①自己開発（自分の可能性を発見し、主体

的に生きることを身につける）、②自然とともに（自然との調和を学び、豊か

な情操を養う）、③人とのまじわり（様々な人々とともに行動し、互いを尊重

する心を育てる）という活動の3つのポイントを中心に、野外でのキャンプな

どの自然体験活動、難民支援・各種募金・環境保護などの社会貢献ボラン

ティア活動、国際交流など多様なプログラムを通じて、社会で活躍するため

に必要な道徳観念やコミュニケーション能力、ライフスキル、チームワークと

リーダーシップなどを、楽しく学ぶことにあります。最近では、文部科学省の

委託を受けた研究の結果、ガールスカウト活動を続けることが少女の自己

肯定感の向上に資する、ということも明らかになっています。

　具体的にどのような活動を行っているのか、ガールスカウトを続けることで少

女がどのような女性に育っていくことが期待されるのか、私の抽象的な文章

ではご理解いただくのが難しいと思います。もし、お時間が許すようであれ

ば、一度、ガールスカウトのウェブサイト（http://www.girlscout.or.jp/）をご

覧ください。特に、全国のガールスカウトの体験談や思い出を集めた「私の

ガールスカウト物語」（http://www.girlscout.or.jp/90th/story.html）と「こ

ころちゃん」と「みらいちゃん」というマスコットキャラクターが全国のガール

スカウトを訪ねる旅日記（http://www.girlscout.or.jp/blog/kokoro/,

http://www.girlscout.or.jp/blog/mirai/）がお勧めです。

　こういった情報をご覧になって、ガールスカウトの活動に参加したい、ある

いはお子さんを参加させたいと思われた方、是非、日本連盟事務局にご

連絡ください。今年の10月9～11日には東京・代々木の国立オリンピック

記念青少年総合センターで、全国のガールスカウトが一堂に会する大き

なお祭りがあります。一般の方々も大歓迎ですので、是非、遊びにいらし

てください。

　そしてガールスカウトの活動を支援したい、と思ってくださった方、(社)ガー

ルスカウト日本連盟は特定公益増進法人の認定を受けておりますので、

寄附に対する所得控除を受けることができます。また、アマゾンを利用さ

れる際に、このＵＲＬ

（http://www.amazon.co.jp/gp/homepage.html?ie=UTF8&tag=wwwgirlscorjp-22）

を経由して購入していただくと、アマゾンから売り上げの一部が寄附される

仕組みになっています（購入者には一切負担がかかりません）。

　最後は宣伝とお願いばかりになってしまい、申し訳ありません。ガールス

カウトは、就任当時弱冠39歳の私を会長に選ぶような勇気（？）のある、そ

してリベラルな教育団体であるということをご認識いただき、今後のガール

スカウトの活動を暖かく見守っていただければ幸いです。

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　【４】　今年の総会・講演会・学年幹事会　予定

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9月17日（金）学年幹事会、秋の講演会　　銀座東武ホテル

12月11日（土）総会、講演会　　　　　　　　銀座東武ホテル　　　

　

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　【５】　メルマガ原稿御投稿のお願い

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　各期の集い、望郷記、自身の仕事、趣味等　御投稿をお待ちしています。

よろしくお願いいたします。

東京長高会事務局

　　　　　　　　　　　〒224-0032　

　　　　　　　　　　　横浜市都筑区茅ケ崎中央24-3

　　　　　　　　　　　太光クリニックビル5階

　　　　　　　　　　　TEL&FAX: 045-944-2041

　　　　　　　　　　 E-mail: info@tokyo-choukou.com

　

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　【６】　後記

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　　7月11日までは熱さが続きそうです。水の有りがたさがわかる

　季節です。

　　9月17日（金）に学年幹事会、秋の講演会を、銀座東武ホテルで行わ

　れます。8月下旬配信予定のメルマガでお知らせします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                　　　　北原

　

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　□　発行人　田中信義　東京長高会会長

　□　編集人　近藤英一　榎本功子　植田啓　北村秀史　山田和彦

　　　中澤公孝　篠原徹　小林淳　北原俊彦（東京長高会幹事）

　□　お問合せ　　東京長高会事務局

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